森や公園を歩いていて、自然と肩の力が抜けた経験はないでしょうか。病院の手術着や非常口のサインに、緑が使われている場面も日常でよく目にします。色彩心理学では、緑という色が人の身体と心を穏やかに整える方向に働くことが知られています。赤や黄色のように強く刺激する色とは違い、緑は視覚から入った情報が目と脳の負担を減らす方向に作用します。自然の中に身を置くと安心する感覚は、多くの人が共通して持っている感覚ですが、その背景には視覚から入る緑の情報そのものが関わっています。都市部に暮らしていても、公園の芝生や街路樹の緑 ...