みかんやオレンジの皮をむいた瞬間の、あの弾けるような香りと色に、気持ちが明るくなった経験はないでしょうか。工事現場の安全ベストや、ファストフード店の看板にも、橙は数多く使われています。色彩心理学では、橙という色が人の食欲と社交性の両方を後押しする方向に働くことが知られています。赤の刺激性と黄色の明るさを併せ持つ橙は、視覚から入った情報が自律神経に与える働きも、赤ほど強すぎず、黄色より温かみのある性質を持っています。なぜ橙を見ると元気が出るのか、なぜ橙は親しみやすさの象徴とされてきたのか。収穫を終えたばかり ...