【1日サボっただけで全部やめてしまう心理】「まぁいいか」の連鎖を断ち切る方法
ダイエット中に一切れだけケーキを食べてしまった日、その後の予定をすべて崩してしまった経験はないでしょうか。毎日続けていた運動を1日だけ休んだら、そのまま1週間再開できなくなることもあります。貯金や勉強でも同じことが起こります。たった1回の「まぁいいか」が、それまで積み重ねてきたものを丸ごと手放す引き金になることがあります。 この現象には心理学的な名前があり、意志の弱さとは別の仕組みで起きています。崩れるきっかけになった出来事そのものよりも、その後の数時間から数日の過ごし方の方が、結果に大きく影響します。同 ...
VAKOGモデルで分かる、人によって違う情報処理のクセ
同じ景色を見ていたはずなのに、後から話すとまるで違う印象を語る人がいます。ある人は「あの店、雰囲気がはっきり見えるようだった」と話し、別の人は「BGMの響きが心地よかった」と語り、また別の人は「なんだか落ち着く感じがした」と伝えたりします。同じ場所にいたのに、記憶に残っている部分がこれほど違うのはなぜでしょうか。 NLPでは、人が情報を五感のどれを通して処理し記憶しやすいかを扱う枠組みを『VAKOGモデル』と呼びます。視覚(Visual)・聴覚(Auditory)・触覚(Kinesthetic)・嗅覚(O ...
目標が続く人と続かない人の違い「4つの性格タイプ別、挫折しない目標の立て方」
目標を立てても三日で止まってしまう人がいます。一方で、同じくらい強い意志を持っているように見えるのに、なぜか目標がいつも続かない人もいます。この差は、意志の強さの問題ではないかもしれません。目標の「立て方」が、その人の性格タイプに合っていないだけという可能性があります。 世の中に広まっている数値と期限を重視する目標設定の方法論の多くは「思考型」向けに設計されています。しかし人が目標に向き合う際の心理的な傾向は一様ではありません。この記事では思考型・感覚型・依存型・回避型という4つの性格タイプ別に、目標が続 ...
【水色の心理学と生理的影響】解放感とリラックスを誘う柔らかな色
プールサイドで水面がきらめく様子や、澄み切った夏の空を見上げた瞬間に、思わず深呼吸したくなった経験はないでしょうか。浴室のタイルや、清涼感を伝えたい飲料のパッケージにも、水色は数多く使われています。色彩心理学では、水色という色が人の心と体に清涼感とやすらぎの両方をもたらす方向に働くことが知られています。青よりも明るく軽やかな水色は、視覚から入った情報が副交感神経を優位にしながらも、重さを感じさせない独特の性質を持っています。なぜ水色を見ると涼しさを感じるのか、なぜ水色は清潔感と開放感の両方を象徴する色とさ ...
認知が感情をつくり、感情が行動をつくる
「ちょっといい?」職場で上司からそう声をかけられた瞬間、胸がざわつく人がいます。一方で「何か任せてもらえるのかも」と前向きに受け取る人もいます。同じ言葉、同じ場面、同じ状況。それなのに、感情も行動もまるで違う方向に進む。 この違いはどこから来るのか。出来事そのものが感情を生んでいるように見えますが、実はその間にもうひとつ、見落とされやすいステップがあります。『認知』、つまり出来事に対する自分なりの解釈です。 この記事では、認知が感情をつくり、感情が行動をつくるという連鎖の仕組みを、日常レベルで見ていきます ...
【図と地・ゲシュタルトの法則】バラバラな要素が「ひとまとまり」に見える理由
フォームに名前や住所を入力する画面を思い浮かべてみてください。『名前』というラベルのすぐ下に入力欄があれば、迷わず記入できます。けれど、そのラベルが入力欄から離れた場所にあると、どの項目を指しているのか一瞬迷ってしまいます。私たちは、要素同士の距離や形の共通点から、無意識のうちに『これとこれは同じグループだ』と判断しています。この判断のしくみを説明するのが、ゲシュタルトの法則です。 興味深いのは、この判断がほとんど一瞬で、しかも意識に上らないまま行われている点です。私たちは『なぜこの2つが同じグループに見 ...
【橙色の心理学と生理的影響】活力と親しみを引き出す温かな色
みかんやオレンジの皮をむいた瞬間の、あの弾けるような香りと色に、気持ちが明るくなった経験はないでしょうか。工事現場の安全ベストや、ファストフード店の看板にも、橙は数多く使われています。色彩心理学では、橙という色が人の食欲と社交性の両方を後押しする方向に働くことが知られています。赤の刺激性と黄色の明るさを併せ持つ橙は、視覚から入った情報が自律神経に与える働きも、赤ほど強すぎず、黄色より温かみのある性質を持っています。なぜ橙を見ると元気が出るのか、なぜ橙は親しみやすさの象徴とされてきたのか。収穫を終えたばかり ...
NLPは何が優れているのか? 実践から生まれた体系という視点
「NLPって結局、怪しい自己啓発と何が違うの?」そう感じたことがある人もいるかもしれません。これまでの記事でラポールやペーシング、メタモデルといった技術を紹介してきましたが、そもそもNLPという体系そのものに、他とは違うどんな特徴があるのかを、ここで一度整理しておきます。 NLPとは、神経言語プログラミングの略称であり、心理療法家リチャード・バンドラーと言語学者ジョン・グリンダーによって1970年代にまとめられた体系です。数ある心理学やコーチングの体系の中で、NLPが持つ大きな特徴は、その成り立ち方そのも ...
メタモデルで曖昧な言葉の奥にある本音を引き出す
「最近、なんだかうまくいかない」「誰も自分のことを分かってくれない」会話の中で、こうした言葉を口にしたことも、誰かから聞いたこともあるのではないでしょうか。短い一言の奥には、本人も言葉にしきれていない状況が隠れていることがあります。 これらの言葉は、話している本人にとっては十分に意味が通っているように感じられます。ただし、聞いている側からすると、具体的に何が起きているのかがほとんど分かりません。曖昧な言葉のまま会話を進めてしまうと、聞き手は自分の想像で意味を補ってしまい、話し手が伝えたかったこととずれたま ...
【灰色の心理学と生理的影響】判断と感情を中立に保つ静穏な色
コンクリートの壁や、曇り空の下を歩いている時に、感情の波が静まっていくような感覚を覚えたことはないでしょうか。オフィスビルの外壁や、洗練されたビジネススーツにも、灰色は数多く使われています。色彩心理学では、灰色という色が人の感情の振れ幅をおさえ、中立な状態に導く方向に働くことが知られています。黒でも白でもない灰色は、視覚から入った情報が自律神経のどちらにも強く傾かない、独特な均衡状態をつくり出す性質を持っています。なぜ灰色を見ると気持ちが落ち着くのか、なぜ灰色は中立と洗練の両方を象徴する色とされてきたのか ...









